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指揮者は棒を振るのがお仕事!



一般に指揮者はそう理解されていますよね!


つまり、指揮者の善し悪しは棒の善し悪しであると考え、バトンテクニック、つまり「棒を振ること」にばかりこだわる人がいます。

どうしたらもっと綺麗に、優雅に、流れるように振れるか…





もちろん、指揮者にとって棒の動きは重要です。

ですが、バトンテクニックしかできない指揮者はいい指揮者ではありません。



いくら綺麗な棒でも、演奏と分離しているような指揮は一流とはいえません。

さらに、バンドを無視して自らのパーフォーマンスに終始している指揮者は滑稽です。

指揮者が音楽を作っているとはいいがたい。




どうすれば、指揮者とバンドが一体化して、指揮者の棒にからみつくような演奏ができるのでしょうか?


それには、さまざまな方法があり、指揮者の天性の才能やカリスマ性から来ている部分もあると思います。


その要素が、気が遠くなるほど鍛錬、努力、試行錯誤の末に習得したものだとすると、言葉で説明することができない要素かもしれません。


いわゆる表面上のマネだけでは到底たどり着けないものもあるでしょう。

結論から言うと、指揮者に必要な要素を一言で言い表すことは不可能です。

だからこそ音楽は奥深いと思うのですが・・・




それでも、あえてアドバイスするとすれば・・・





たとえばどうしても発音のタイミングが合わないとき、奏者同士でリズム感がかけ離れているとき、音色が異なるとき・・・


よく指導者が指導するための言葉があります。





それは




「お互いのブレスを合わせて吹きなさい」




このポイントを守るだけで、驚く程アンサンブル能力が向上します。


管楽器奏者はブレスを大切にします。


指揮者はそれ以上にブレスを大切にしなければいけません。


一度プロの指揮者がレッスンをしている現場を見たことがあります。

そのとき、興味深かったのが棒を使わずブレスだけで指揮をしているのを見たときです。


曲が始まるとき最初のきっかけを、指揮者がバンドに指示をします。
あとはすべて指揮者のブレスで曲が演奏されました。

しかも、曲想によって全く指揮者のブレスが違いました。

このことは指揮者にとってブレスがいかに重要であるかを物語っています。




「呼吸を合わせる」という言葉がありますね。
アンサンブルコンテストで、互いの顔を見てブレスを感じながら吹いてる光景をよく見ます。

お互いのアイコンタクトや体の動きで、呼吸を合わせようとしているのです。




これは大編成のバンドになっても同じことです。



指揮者のブレスとバンドの全員(パーカッションも)のブレスを合わせる(感じる)
そうすることがバンド全員で巨大なアンサンブルを作り出すのです。

この事を指揮者と管楽器奏者は是非知っておいてください!

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いろんな団体の演奏を拝聴していて、「おしい!」と思うときがあります。



演奏自体は、すごく緻密に作り上げてきているのに、なんだかピンと来ない、つまらない、感動しない。


どうも細部にこだわりすぎている。

まるで、豪華な装飾品を所せましと並べたように、一つ一つ目を見張る出来なのですが、全体を眺めたときに、「スゴかったよね!」しか感想がありません。

主張がなく、ストーリーもないのです。

このように、フレーズや曲の流れを感じられないと、曲は本来の価値を発揮しません。

パズルのピースのように、一曲を作る大事な要素なのです。



たいていの曲は、同じフレーズが繰り返されます、また少し形を変えてフレーズが各所に散りばめられている・・・という構造になっています。

なので、何か特殊な狙いがあるのでなければ、ひとつの曲を「一フレーズ」ごとにバラバラに独立させるような吹き方はあまり感心しません。


詩や物語の朗読でも同じことが言えます。

例をあげて説明しましょう。

たとえば




むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。



という文を朗読したとします。




これをバラバラに読んでしまうとどうなるでしょう?





むかし。 むかし。 あるところに。 おじいさん。 とおばあさん。 が住んでいました。




どうでしょうか?


意味内容を無視してブツ切りで読んでしまうと、聞き手は素直に物語の世界へ入っていくことはできないでしょう。


フレーズだって同じです。




ただ、誤解してほしくないのは、すべての音符と音符をつなげてスラーで吹けと言っているのではないということです。




例えば音符の間に休符があっても、音符がスタッカートなどの打ち込みであっても

できるだけ長くフレーズのかたまりを意識しなければなりません。


音量であり音色をであり、発音で、フレーズのかたまりを表現するということです。



たとえば



むかしむかしあるところ、おじいさんとおばあさんが住んでいました。



と「に」の音だけ周りと違う音量やトーン(音色)で吹いたらどうでしょうか?

たとえ音がつながっていたとしても、見事にそこでフレーズが途切れて聞こえることでしょう。


そこまで極端な吹き方は少ないでしょうが、たとえばフレーズの一部分を理由もなく強調して吹くようなケースもあります。



むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。




これでは、フレーズを意識できませんね。

何より不自然に感じると思います。



休符があっても、非常に短い音符の打ち込みであっても、フレーズを意識して吹いてみましょう。



それだけで、なめらかで自然な吹き方になっていきます。さらにフレーズを意識することで、オーケストラのように美しく格調高い演奏ができます。

あなたの楽器の表現力もぐっと上がることでしょう。








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HN:
鈴幕府
性別:
非公開
趣味:
吹奏楽、オーケストラ
自己紹介:
楽器歴はトランペット、ユーフォ、ファゴット、オーボエ、アルトサックス。
オーケストラ、心理学、芸術などの要素を取り入れ、新しく本格的な音楽を作る。また、チームワークを大事に一人一人がもっと輝く、情熱を傾ける、感動するための音楽を目指す。吹奏楽の楽しさを伝えます。
2013/01/20 13:08:15