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プロの指揮者にとって音楽制作は、ふさわしい音にしていくだけの作業が延々と続く退屈極まりない仕事かもしれない。好きだから務まるものではないし、理想がなければ務まらない。彼らの脳内には理想の音がいつも響いていて、それに近い音を創作しているのだ。

しかし、アマチュアの指揮者にそこまで求めるのは少し酷かもしれない。 プロの指揮者とアマチュアの指揮者は特色が違うし、役割も違う。 ただ手抜きのない、丁寧な音づくりをしていくしかないのだ。

実はプロを打ち負かすことができるのはこのポイントだ。

プロ指揮者がプロ演奏家を相手にする場合、時間をかければ完成度が上がるというものでもない。速いことが一番。それは決断力の証拠でもある。 そもそもプロは忙しい。 練習時間もそれほどないまま本番を迎えなければいけないことを考えると当然のことだろう。 この点でアマチュアは強い。音楽をじっくり追及していく余地があるのだ。

手抜きと合理化は違う。 たとえば、ある場面で三つの「音」が必要だとしても、100もの選択肢から選ばれた「3」と、最初から3つしか選んでいない「3」では3の重みが違う。

こういった模索を怠ってはならない。

指揮者といって孤高の存在になる必要はない。 演奏者が何を目指しているか情報共有しよう。 世の巨匠たちが晩年になって駄作を発表するようになるのは、才能が枯渇したからではないと思う。偉くなって、人の意見を聞けなくなったからなのだ。誰も意見をしてくれなくなるからなのだ。物事の渦中にいる人間というのは、むしろ外で眺めている人間よりも鈍感であることが多い。たまには演奏者(パートリーダー)の主張に耳を傾けてみよう。これも音楽と向き合うことのひとつなのだ。
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「そんな音では感動しないよ」





数限りないコンクール金賞常連バンドを生み出した指導者の言葉だ。





最初は音楽で感動って感覚がよくわからなかった。



でも、その指導者の指揮を見ていると、その音楽を感じようとすると



なぜだか涙がわいてくる。







これは、なぜだろう?

この心の高揚感はなんだろう?





おそらく言葉では説明できない部類のものだと思う。



教え方も、どちらかといえば理論重視より、感覚重視だったように思う。






しかし、結果的にその指導者が指揮をすると、確かに演奏の質が変わるのだ。







その指導者の特徴・・・今ならわかるが、本当に吹奏楽のお手本のような指導者だ。



ここに、吹奏楽バンド指導者が本来あるべき姿がある。


その指導者の基本的な指導方針をまとめてみると以下のとおりだ。


①とにかく響きの多い音色にこだわる
とにかく音の密度を上げ、パンパンに響きが詰まった粘りのある音を作ること。

音色が良ければ少々の雑さは隠れてしまう。

基礎練習から、いい音を出すことを意識する。

初めは一秒でも、二秒でもいい。

最高の音しか出してはいけない。


②練習は徹底的に基本重視
腹式呼吸、お腹の支え、楽器の構えなど、基本的なことを徹底的に仕込む。


③緩急メリハリ効いた美しい演奏
フレーズの頂点に向かって音の密度を増していく。


④フォルテの汚い音色を何よりも嫌う
息のスピードを上げ、ブワアッと開いた音を何よりも嫌う。

正直なところ、この指導者の一番の特徴は、透き通るよう美しいなフォルテ。

音圧と音色でダイナミックスを表現する。

あと、正確に吹けるレベルまで、テンポを落としていた。
たとえ盛り上がりに欠けるような演奏になっても。



⑤理論重視より、感覚重視











そして、その指導者は、学校の先生だった。







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HN:
鈴幕府
性別:
非公開
趣味:
吹奏楽、オーケストラ
自己紹介:
楽器歴はトランペット、ユーフォ、ファゴット、オーボエ、アルトサックス。
オーケストラ、心理学、芸術などの要素を取り入れ、新しく本格的な音楽を作る。また、チームワークを大事に一人一人がもっと輝く、情熱を傾ける、感動するための音楽を目指す。吹奏楽の楽しさを伝えます。
2013/01/20 13:08:15