2018/08/28 17:54:27
課題曲I 古き森の戦記
塩見康史(第28回朝日作曲賞)
【冒頭部分】
冒頭は雰囲気重視、ハーモニー重視。
音量について、張り切りすぎないこと。曲の本当のピークはここではない。
あくまでここは雰囲気を作る。つまりはハーモニーを魅せよう。
響きがパンパンに詰まった美しい響きを作ればそれでよい。
美女と野獣を彷彿とされるようなディズニーシーンのワンシーンが思い浮かぶ。
木管高音楽器がフレーズを提示し、悲哀感を帯びたオーボエに引き継ぐ。
山びこのように遠くで鳴くホルンの音形にも気を使いたい。
ここは違和感なくつなげたい。
音が沈み緊張感だけがピンと張り詰める中、低音の力強い音圧で曲が展開していく。
響きが緩んではいけない。
そもそも、響きを聞けばバンドの大体のレベルがわかる。バンドの実力ってそういう細かいところに出る。日ごろの発音のピッチの甘さはどうしたって同じようなところに出てくる。しっかりと基礎練習すること。一人一人の日々の積み重ねが「人数×個人の練習時間」時間分の差となりとんでもない技術力の差になる。
突如、バンドの看板トランペットのフレーズが曲に推進力を与える。伴奏の人は弦楽器のような美しい透き通った響きを作ってみよう。
速度が上がれば、アーティキュレーション(音型)を整理しよう。
音をつなぐところ、つなげないところ。
山形アクセント(音型を作る)と松葉型アクセント(響きを作る)の違い。
統一するとフレーズがシャープになり、一つに聞こえ、裏側の伴奏が透けて見えるようになる。
本来ほかの音に混じりがちなクラリネットの細かい音符のフレーズが、ここは意外と目立つ。
音量について、張り切りすぎないこと。曲の本当のピークはここではない。
あくまでここは雰囲気を作る。つまりはハーモニーを魅せよう。
響きがパンパンに詰まった美しい響きを作ればそれでよい。
美女と野獣を彷彿とされるようなディズニーシーンのワンシーンが思い浮かぶ。
木管高音楽器がフレーズを提示し、悲哀感を帯びたオーボエに引き継ぐ。
山びこのように遠くで鳴くホルンの音形にも気を使いたい。
ここは違和感なくつなげたい。
音が沈み緊張感だけがピンと張り詰める中、低音の力強い音圧で曲が展開していく。
響きが緩んではいけない。
そもそも、響きを聞けばバンドの大体のレベルがわかる。バンドの実力ってそういう細かいところに出る。日ごろの発音のピッチの甘さはどうしたって同じようなところに出てくる。しっかりと基礎練習すること。一人一人の日々の積み重ねが「人数×個人の練習時間」時間分の差となりとんでもない技術力の差になる。
突如、バンドの看板トランペットのフレーズが曲に推進力を与える。伴奏の人は弦楽器のような美しい透き通った響きを作ってみよう。
速度が上がれば、アーティキュレーション(音型)を整理しよう。
音をつなぐところ、つなげないところ。
山形アクセント(音型を作る)と松葉型アクセント(響きを作る)の違い。
統一するとフレーズがシャープになり、一つに聞こえ、裏側の伴奏が透けて見えるようになる。
本来ほかの音に混じりがちなクラリネットの細かい音符のフレーズが、ここは意外と目立つ。
と同時に各楽器の音をブレンドする力が試される。音のバランスも気を遣おう。
バランスが崩れると、一気に雑な仕上がりになってしまいがち。ゆったりとした曲こそ、縦のライン(出だしのタイミングと発音のニュアンス)とダイナミックスの変化を統一しよう。
音源を聞くと意外と重くない。決め所はあるが、基本的に軽やかなフレーズだ。
フォルテになったときのハーモニーの美しさと音型のシャープさが、曲の迫力を作る。
曲の推進力を担うパートが常にどこかに存在する。スコアを見ながら耳を使おう。
このパートが停滞すると即、曲は失速する。
パーカッションに音型を合わせ、シャープに贅肉を絞る作業がメインとなる。
全体通して聞くと、伴奏でつないでいくような曲ではないか。
メロディーも大事だが、伴奏はそれ以上に大事。
オーボエをはじめとする歌部分とリズムが目立つ部分のメリハリをつけるが、音質は変わらないように注意。息のスピードが変わっても美しい響きはとどめておけるような練習をしよう。
結局どんな曲であっても美しい響きを作るのが、一番時間を割く作業なのだ。
表現力は後からついてくる。音質はバンドの個性の一つなのでそう簡単には変わらない。
日々の地道な基礎練習を積み重ねていくだけだ。
バランスが崩れると、一気に雑な仕上がりになってしまいがち。ゆったりとした曲こそ、縦のライン(出だしのタイミングと発音のニュアンス)とダイナミックスの変化を統一しよう。
音源を聞くと意外と重くない。決め所はあるが、基本的に軽やかなフレーズだ。
フォルテになったときのハーモニーの美しさと音型のシャープさが、曲の迫力を作る。
曲の推進力を担うパートが常にどこかに存在する。スコアを見ながら耳を使おう。
このパートが停滞すると即、曲は失速する。
パーカッションに音型を合わせ、シャープに贅肉を絞る作業がメインとなる。
全体通して聞くと、伴奏でつないでいくような曲ではないか。
メロディーも大事だが、伴奏はそれ以上に大事。
オーボエをはじめとする歌部分とリズムが目立つ部分のメリハリをつけるが、音質は変わらないように注意。息のスピードが変わっても美しい響きはとどめておけるような練習をしよう。
結局どんな曲であっても美しい響きを作るのが、一番時間を割く作業なのだ。
表現力は後からついてくる。音質はバンドの個性の一つなのでそう簡単には変わらない。
日々の地道な基礎練習を積み重ねていくだけだ。
PR