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何故、吹奏楽でもマニアックな楽器のファゴットについて触れるのか?ちゃんと理由があります。ファゴットは、吹奏楽ではマイナーな分、奏者が少ないので、先輩や経験者が少なく、どのように練習したらいいか、わからなかったりすることが多いのです。
ここでは、そんなファゴット奏者のために、上達のヒントをまとめてみます。


最初に教えてくれれば、すぐに上手くなったと思うことまとめ



1 リードは重過ぎず軽過ぎず、広音域をカバーするものを選ぶ
一番やってはいけないこと「重たいリードを噛んで吹くこと」この吹き方をしている限り何のスキルも身につきません。


2 基本的に初心者は息が楽器の中に入っていない
よく「ファゴットはそんなに大音量の楽器ではないので大量の息は必要ない」というアドバイスを聞きますが、そんなことはありません。問題は吹き込み方なのです。

3 変え指で、問題の半分は解決する
ファゴットの変え指の数は多く、トリルを超高速演奏やピッチ、音量、音色操作も可能です。左手親指のピアニッシモキーも面倒くさがらずに使いましょう。さらに運指は、自分でも生み出せます。

4 リードは上下にはさむのではなく、左右から挟む
大袈裟なくらいに頬をヘコませるぐらいに左右からリードを支えます。プロの奏者は「ファゴットを吹き時は顔がブサイクになるぐらい鼻の下を伸ばし、頬をへこませろ」と言っていました。

5 レッスンに行き、プロの演奏を聴こう
プロの音を間近で聴くと2を実感できると思います。

6 実は、ピッチカートのような音形をカンタンに演奏できる楽器は、ファゴットぐらい
ダブルリードはハッキリとした発音ができるため、音形が作りやすいのです。

7 リードを長持ちさせたければ、毎回羽で掃除して十分乾燥させる
洗い過ぎたり、水に浸かりすぎると薄い「ぺー」といった音になってしまいがちです。

8 練習方法は、全調スケールとロングトーン
多少の音ムラは解消され、ピッチコントロールは磨かれます。

9 オーバーホールなど楽器の調整を行うこと
全てのタンポがスキマなく閉まっていないと最低音付近の音は絶対に出ません。また、キーが浮いていたり、水がたまりやすい部分が腐食してたりすると、実力に関係なく高パフォーマンスは期待できませんよね。

10 発音が不明瞭になりやすい「ぶわぁ」とならないように注意する
ホールではさらに締まりのないボヤけた発音に。
お腹の支えで息に圧力をかけましょう。




Q 口の形はどのようにすればいいですか?
A 口の中にピンポン玉が入るぐらいの空洞を開けましょう。アンブシュアは「モ」に近く唇は少しだけ内側に巻き込みます。下唇を後ろに軽くずらすとノイズが減ります。




Q リードの調整の仕方を教えてください。
A 音量が落ちてきたら上のワイヤ付近を左右に押さえて、リードを開きましょう。
ちょうど「=」から「<>」にするような感じです。
リードの削り方は下の図を参考にしてください。
あまり一度に削りすぎないようにしてください。軽くなでるように数回で十分です。







Q 遠くまで音が届きません
A クレッシェンドをしながらロングトーンをしましょう。ちなみに、あなたが思う以上に音量を出すことは可能です。
ただ息のスピードを上げて音量を上げる楽器ではないことは確かです。
たくさんの暖かい音を吹き込み、響きのある太い音を意識しましょう。



Q 音ムラが気になります
A 低い音は下向きのゆっくりした息、高い音は上向きの圧力のかかった息。中音域のCis、F、Fisなどの「極端に響きが少ない音」、「とんがっている音」は、あたたかいスピードの遅い息で。



Q オススメのファゴット奏者を教えてください。
A
馬込勇
ファゴット界の宮本文昭(オーボエ)
音がなめらかでイキイキしている。
宮本文昭氏の演奏を聴いて、「これ本当にオーボエか?」と衝撃を受けたが、この人の音もかなり独特の音色。





岡崎耕治
元NHK交響楽団主席の人。正統派という感じの奏者。現代音楽から古典までレパートリーが広い。圧巻はその表現力の振れ幅。ここまで表現力で音楽の印象が変わるのかと。






ファゴットほど吹奏楽の音色や表現に色彩を与える楽器はありません。「どうせ、聞こえないし」などと腐らず、練習を続けて欲しいのです。
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当たり前のことができていない


・楽譜通りに吹かない

・指揮を見ていない






響きが少ないことから起こる諸問題


・やせた弱音とやかましい強音

・低音の音色がこもって暗い、固い

・高音の音色が明るすぎる、キツイ






不安定に聞こえる要因


・発音ミス

・フレーズがブツ切れでバラバラ

・フレーズの最後で音がしぼんでいく

・音の高低によって音色のムラがありすぎる

・音と音の間にスキマがありすぎる








退屈で魅力のない演奏


・変化に乏しい、面白みのない音楽

・音楽に対する工夫のなさ

・フレーズを意識していない

・その曲のジャンルなど本質を研究していない

・終始重たい吹き方



アンサンブルの乱れ


音の分離

・低音と中音、高音の音色が分離

・伴奏とメロディーの分離

・打楽器と管楽器の音形、スピード感の分離

・木管と金管の音色の分離




音の不明瞭さ

・細かいパッセージが完全に潰れて不明確

・アンサンブルの乱れ

・発音が不明瞭、乱暴

・音の処理に対する意識のなさ

・各楽器配置のバランスの悪さ







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HN:
鈴幕府
性別:
非公開
趣味:
吹奏楽、オーケストラ
自己紹介:
楽器歴はトランペット、ユーフォ、ファゴット、オーボエ、アルトサックス。
オーケストラ、心理学、芸術などの要素を取り入れ、新しく本格的な音楽を作る。また、チームワークを大事に一人一人がもっと輝く、情熱を傾ける、感動するための音楽を目指す。吹奏楽の楽しさを伝えます。
2013/01/20 13:08:15