2013/11/23 20:23:45
裏拍とは、ン=休符、パ=拍(手拍子)として、ン・パ、ン・パ、のリズムだ。
もともと日本の音楽には、裏拍を強調するような曲は多くなかった。
盆踊りや、童謡など、表泊をメインにしたような曲が多く、手拍子もしやすかったのだ。
しかし、この裏拍、いまや普段よく耳にするジャズやJポップにも普通に取り入れられている。
GREEEENの「キセキ」、絢香&コブクロの「WINDING ROAD」などの楽曲も裏拍調の楽曲だ。
決して難しく考えることはなく、コツさえつかめれば誰でも感覚をつかむことができる。
裏拍の役割は大きく分けて2つある。
①テンポを決定づける
②スパイスとして曲調を印象づける
①については、もはや説明することもないが
曲の速さは最初の1拍目と2拍目の間隔で決まる。
この二つの音符で、曲のスピード感を聞き手が読み取るのだ。
通常の4拍子だと1、3拍目を意識して、2、4拍目を若干弱めに演奏する。
「強、弱、中強、弱」の繰り返しで曲にリズム感が生まれる。
この2、4拍目が裏拍と呼ばれるものだ。
この型をいわば崩し、裏拍を強く意識し演奏すると、リズムに独特の緊張感が生まれる。
ときに、鮮やかな印象を残し、観客の記憶にとどまる。
これが②の役割だ
裏拍は、リズムを支配するとともに、曲の印象を決定づけるのだ。
裏拍がうまくとれないと、曲のテンポ感が崩れ、曲全体が重たくなってしまう原因になる。
どうすれば、すばらしい裏拍の演奏ができるのだろうか?
気をつけるポイントは2つ
①裏拍は鋭く深く、音型を作り演奏をする
②表泊を強く意識するだけで裏拍のタイミングはわかる
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