2006/07/07 09:05:33
ブレストレーニングのやり方(拍は自分に合わせて変えてもらってよいです)
①肺の中にある息を全て出す
②1拍かけて吸う
③6拍かけて吐く
<注意すること>
・腹式呼吸で行う
・初めから終わりまで吐く息の量、息のスピードを維持
・できるだけ、のどを開いて多くの息を吸う
(吸う時に「ヒッ!」など音がしてはいけません!胸式呼吸になっているか、息の通り道が狭くなっています。)
・6拍で全ての息を吐ききる
できましたか?
え?
地味な練習で面白くない?
まあまあそう言わずに・・・
うまくブレスが吸えないまま演奏の型が身についてしまうと、やがて「楽器をうまくコントロールできない」「いくら練習しても上手くならない」という大きな壁にぶち当たると思います。そうなってしまうと、結局このブレストレーニングからやり直さないといけません。それまで練習してきたことはほとんど無駄になってしまうのです。
今は音もなく、無意味なことのように思えるかもしれません。でも、あなたが吐き出した息のかたまりが、そのまま音になるのです。短時間でも構わないので毎回行ってください。
このトレーニングを続けていると自然な状態で息が吸えるようになってきます。
これは、ブレスそのものに意識を集中して行う練習です。
実際に音を出すと、どうしても運指、発音、ピッチ、テンポなどに気をとられがちなので、ブレスだけの練習をしているわけです。複雑なものはバラすのが鉄則。フレーズの練習でも合奏練習でも、自分の力で飲み込めないものは一度ひとつずつ練習しましょう。すると、普段なんとなくごまかされていた、または埋もれて気づかなかった自分の傾向、偏り、弱点が分かってしまうんですね。単純な骨組みだけにして、一つづつ弱点をあぶり出す、拾っていく。こういった地味な努力が、のちのちとんでもない演奏力の差につながってくるのです。
さあ、気を取り直して、もう一つやってみましょう。
①7拍で普通に吸う
②8拍目で一気に吸う
③8拍で均等に吐く
組み合わせ次第では
もっとたくさんの練習パターンが作れると思います。
是非、毎日続けてください。
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2006/07/07 09:03:25
歌を歌う時、楽器を演奏する時に、まず腹式呼吸の練習から入る指導は多いと思います。
腹式呼吸をすることで得られるメリットとはなんでしょうか?
①息を深く吸い込むことができる。(息をたくさん吸える)
②横隔膜から肺の底付近に圧力がかかり、圧力のかかった息を安定的に吐ける
③①②の結果、太く芯のある演奏ができる。
つまり、腹式呼吸をすることで、ブレスが安定するのです。効率的に、かつ安定的に多くの息を供給できることから、息を使う管楽器奏者やボーカリストにとって、重要な呼吸法になるのです。
まず腹式呼吸とは、どのような状態かを確認してみます。
仰向けでリラックスして寝てください。
その状態で胸ではなく丹田(
そして限界までたまったらゆっくり吐き出しましょう。
正しくできていると、息を吐き出すにつれてお腹も引っ込んでいくはずです。
これが腹式呼吸です。
あおむけに寝ている状態は、腹式呼吸を意識しやすいので比較的簡単にコツをつかめると思います。
次にその感覚を忘れないように立って腹式呼吸を行って下さい。
その時、肩が上下に動いていないかを確認して下さい。
寝ているときはなんとなく出来たのに、立ち上がると感覚がつかめなくなったという人は、できるだけお腹の下の方と、背中に息を入れていくようにイメージしてください。お腹だけでなくお腹周りの胴体が太くなっていく感じです。さらにもうひとつコツがあります。一度限界まで息を吐いて、体を折り曲げて肺が空っぽになるまでさらに息を吐きます。(イメージがつかめればよいので何度もやる必要はありません。)その状態から喉を開き一気に息を吸って見てください。一気に空気がお腹に入ってきます。
できるようになってきたら一度鼻で限界まで吸って、今度はさらに口から吸ってみてください。
少し息を吸う量が、増えたと思いませんか?
この感覚を忘れないようにしてください。
この腹式呼吸を無意識かつ自然に行うにはトレーニングが必要です。
これは腹式呼吸を自然に行えるようになるまでは毎回練習しましょう。
そのときに意識するのは2点だけ
・さらにたくさんの息を吸うイメージ
・さらに無駄な力を抜いていくイメージ
スムーズに息を吸える練習をしてください。そして、最後に素早く息を吸う練習をします。実
際曲を吹くときは、半拍ぐらいの短い時間で素早くブレスを吸わなければなりません。そのときに浅い胸式呼吸になってしまわないように完全に腹式呼吸を身につけてください。
あと、よくある誤解ですが、腹筋を固くして息を吐くのと、腹式呼吸で息を吐くことは全く別のことです。そもそも腹式呼吸とは、肺の底から上部まで空気を大量に入れて、安定的に吐き出す呼吸法であり、上半身の大部分を使います。さらに、お腹の支えで、若干腹筋を意識することはあっても腹筋をガチガチにして吹いてしまうと音まで固く暗くなってしまいますので注意してください。
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