2012/11/25 00:24:30
発音のことを書くのは2回目かと思います。
しかし、楽器演奏において発音ほど重視したいテーマはありません。
まさに、このブログでは書ききれないほどお伝えしたいことがあります。
というのも、楽器の上手さの半分はこの発音で決まってしまうからです。
その証拠に全日本吹奏楽コンクールで全国大会に進む団体で、発音をおろそかにする団体などありえません。
それは、全国レベルでなくともです。
曲の冒頭で、発音をミスり、「べっ」「っば」「キー」と音が出た時点で、まず金賞は無理でしょう。
そうです。
後半どれほど魅力的な演奏をしようとも、審査員や観客の耳はごまかせません。
挽回は不可能なのです。
それほどシビアなポイントです。
これは、コンクールに限らず言えることです。
発音をミスってしまったら、その音の印象は消えません。
たいてい曲の冒頭、フレーズの冒頭というものは、観客は注目して聴いているものです。
発音の失敗は、吹奏楽をしていない、なじみのない者でも意外と分かります。
楽器のロングトーンの音の発音部分の音を消すと、音の高さや揺れで大体の見当はつくものの何の楽器かわかりにくくなります。
つまり、楽器は発音でその音色の特徴をだしているのです。
楽器でなく歌でも似た部分があるのですが、低い音域から高い音域まで、力んだりせずストレスなく最初からいい音がでる。
これができる人は、意外と少ないと思います。
奏者の側からすると、このストレスのない発音とは本当に難しいのです。
いきなりピアノで始まるハイトーンなど、求められる技術は時にかなり高いときもあります。
ここで気をつけなければならないのが、発音してから音を作ろうとしないことです。
これは、ボワッとした発音になったり、音を出してしばらくしてから音が安定してきたり、ピッチが合ってくる吹き方です。
わざと意識的にそういう吹き方をしなければならないのでなければ、やめるべきです。
ロングトーンの冒頭の1秒だけを抜き出されても、完璧なピッチ、完璧な音色を目指してください。
金太郎あめのようにどこを切っても同じ音でなければいけません。
それがいい音です。
力みのない、ハッキリとした発音を心がけてください。
それには、まず、発音の時点で体が音を出している時と全く同じ態勢になっている必要があります。
頭の中では完璧に音のイメージができていないといけませんし、
息が全て音に変わるような効果的な吹き方や、最初から適切なスピードの息を出すため、お腹の支え(高い圧力をかけるため)を作っておかなければなりません。
しかし、冒頭からはっきり吹こうと意識するあまり、発音が乱暴なものになってはいけません。
またタンギングはあくまで、補助的な役割です。
舌を打ち鳴らすようにタンギングをするくせがつくと、自然とキツめの発音になります。
リードミスもしやすいですし、何より変なくせがつくと発音を失敗しやすくなります。
あまりぶっきらぼうなタンギングにならないよう気をつけてください。
基本的に音や響きは息と自分の体で作ります。
本当に最初から太くて丸い音が作れていれば、そこまでボワッとした発音にはなりません。
このように、気をつけなければいけないことはたくさんあります。
しかし、それは地道な基礎練習を積むしか解決方法はないのです。
普段のロングトーンで、しっかり発音に気を使って練習しているでしょうか?
今一度確認してください。
プロでも音をはずすことがある!・・・などといわずに。
音の出だしが、完璧なピッチ、完璧な丸い音色の完成された音であったら・・・
それだけで鳥肌ものです。
しかし、楽器演奏において発音ほど重視したいテーマはありません。
まさに、このブログでは書ききれないほどお伝えしたいことがあります。
というのも、楽器の上手さの半分はこの発音で決まってしまうからです。
その証拠に全日本吹奏楽コンクールで全国大会に進む団体で、発音をおろそかにする団体などありえません。
それは、全国レベルでなくともです。
曲の冒頭で、発音をミスり、「べっ」「っば」「キー」と音が出た時点で、まず金賞は無理でしょう。
そうです。
後半どれほど魅力的な演奏をしようとも、審査員や観客の耳はごまかせません。
挽回は不可能なのです。
それほどシビアなポイントです。
これは、コンクールに限らず言えることです。
発音をミスってしまったら、その音の印象は消えません。
たいてい曲の冒頭、フレーズの冒頭というものは、観客は注目して聴いているものです。
発音の失敗は、吹奏楽をしていない、なじみのない者でも意外と分かります。
楽器のロングトーンの音の発音部分の音を消すと、音の高さや揺れで大体の見当はつくものの何の楽器かわかりにくくなります。
つまり、楽器は発音でその音色の特徴をだしているのです。
楽器でなく歌でも似た部分があるのですが、低い音域から高い音域まで、力んだりせずストレスなく最初からいい音がでる。
これができる人は、意外と少ないと思います。
奏者の側からすると、このストレスのない発音とは本当に難しいのです。
いきなりピアノで始まるハイトーンなど、求められる技術は時にかなり高いときもあります。
ここで気をつけなければならないのが、発音してから音を作ろうとしないことです。
これは、ボワッとした発音になったり、音を出してしばらくしてから音が安定してきたり、ピッチが合ってくる吹き方です。
わざと意識的にそういう吹き方をしなければならないのでなければ、やめるべきです。
ロングトーンの冒頭の1秒だけを抜き出されても、完璧なピッチ、完璧な音色を目指してください。
金太郎あめのようにどこを切っても同じ音でなければいけません。
それがいい音です。
力みのない、ハッキリとした発音を心がけてください。
それには、まず、発音の時点で体が音を出している時と全く同じ態勢になっている必要があります。
頭の中では完璧に音のイメージができていないといけませんし、
息が全て音に変わるような効果的な吹き方や、最初から適切なスピードの息を出すため、お腹の支え(高い圧力をかけるため)を作っておかなければなりません。
しかし、冒頭からはっきり吹こうと意識するあまり、発音が乱暴なものになってはいけません。
またタンギングはあくまで、補助的な役割です。
舌を打ち鳴らすようにタンギングをするくせがつくと、自然とキツめの発音になります。
リードミスもしやすいですし、何より変なくせがつくと発音を失敗しやすくなります。
あまりぶっきらぼうなタンギングにならないよう気をつけてください。
基本的に音や響きは息と自分の体で作ります。
本当に最初から太くて丸い音が作れていれば、そこまでボワッとした発音にはなりません。
このように、気をつけなければいけないことはたくさんあります。
しかし、それは地道な基礎練習を積むしか解決方法はないのです。
普段のロングトーンで、しっかり発音に気を使って練習しているでしょうか?
今一度確認してください。
プロでも音をはずすことがある!・・・などといわずに。
音の出だしが、完璧なピッチ、完璧な丸い音色の完成された音であったら・・・
それだけで鳥肌ものです。
見直そう基本練習! |
見直そう基本練習!~スケール~ |
見直そう基本練習!~ロングトーン~ |
見直そう基本練習!~ロングトーン2~ |
音の立ち上がりははっきり。 |
溶ける音に。周りの音と合わせる。 |
体に思いっきり響かせる! |
重厚なサウンドは低音から。 |
オーケストラのサウンドを出す。 |
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2012/11/10 00:32:34
プロの演奏を聴いて、自分の音との差に歴然としたことはありませんか?
どうしたらあんな丸みのある音がでるのか?
とろけそうにやわらかい温かい音色がでるのか?
演奏とは音色を見せる行為です。
どんなに美しい曲でも、汚い音色、その曲にふさわしくない、また、なじまない音色で
演奏すると、台無しになってしまうでしょう。
奏者が音色にこだわるのは当然のことでしょう
また、それと同時に
音色とは、その人の個性です。
体形、歯並び、唇の厚さ、顔の形、筋肉のつき方、息の出し方・・・
いろいろな特徴が、その人しか出せない音色を作ります。
各々が持つ音色をトレーニングで磨き上げることで、魅力的で唯一無二の
音色を作り上げてみましょう。
どのような音を目指すのであれ
やはりキーポイントとなってくるのは息です。
綺麗な音色を出すには
まず楽器に息を入れること
そして、その楽器にハマるポイントを見つけましょう
このハマるというのは、例えば牛乳瓶の飲み口を吹いて音を鳴らす時のことを思い出してみるといいと思います。
牛乳瓶に対してブッと息を大量に吹きこめば、共鳴するそのポイントを大きく離れてしまい、牛乳瓶は鳴らないと思います。
シーソーがつり合うように、顕微鏡の焦点を合わせるように、クラッチをつなげる瞬間のように。
楽器には共鳴するポイントがある。
しかし、楽器によっては、正しい吹き方でなくても音が出る場合があります。
人間が出せない部分を楽器がサポートしてしまう。
そのせいで奏者は勘違いします。
そのトンデモナイ吹き方が習慣になり、癖になりってしまうのです。
その結果、痩せた音や響きの少ない音、コントロールしきれないような雑な音が音色となります。
さらに自分で響きを作れずに、その分を音量でごまかそうとする。
息のスピードを上げ、ズレたポイントにさらに息を押し込むことになります。
当然のように楽器は響きません。
さらに息のスピードを上げ、息を吐く、というより押し込む。
自然と体に力が入ります。
出来上がったのは、人間でいうところのがなり声、叫び声
やかましい音、隣の人が思わず振り返ってしまうような直線的な固い音
そもそも、こういう吹き方は、息のほとんどが音になっていません。
すごく燃費の悪い車みたいな感じになっています。
そのポイントを探るのもロングトーンの目的の一つです。
どうしたらあんな丸みのある音がでるのか?
とろけそうにやわらかい温かい音色がでるのか?
演奏とは音色を見せる行為です。
どんなに美しい曲でも、汚い音色、その曲にふさわしくない、また、なじまない音色で
演奏すると、台無しになってしまうでしょう。
奏者が音色にこだわるのは当然のことでしょう
また、それと同時に
音色とは、その人の個性です。
体形、歯並び、唇の厚さ、顔の形、筋肉のつき方、息の出し方・・・
いろいろな特徴が、その人しか出せない音色を作ります。
各々が持つ音色をトレーニングで磨き上げることで、魅力的で唯一無二の
音色を作り上げてみましょう。
どのような音を目指すのであれ
やはりキーポイントとなってくるのは息です。
綺麗な音色を出すには
まず楽器に息を入れること
そして、その楽器にハマるポイントを見つけましょう
このハマるというのは、例えば牛乳瓶の飲み口を吹いて音を鳴らす時のことを思い出してみるといいと思います。
牛乳瓶に対してブッと息を大量に吹きこめば、共鳴するそのポイントを大きく離れてしまい、牛乳瓶は鳴らないと思います。
シーソーがつり合うように、顕微鏡の焦点を合わせるように、クラッチをつなげる瞬間のように。
楽器には共鳴するポイントがある。
しかし、楽器によっては、正しい吹き方でなくても音が出る場合があります。
人間が出せない部分を楽器がサポートしてしまう。
そのせいで奏者は勘違いします。
そのトンデモナイ吹き方が習慣になり、癖になりってしまうのです。
その結果、痩せた音や響きの少ない音、コントロールしきれないような雑な音が音色となります。
さらに自分で響きを作れずに、その分を音量でごまかそうとする。
息のスピードを上げ、ズレたポイントにさらに息を押し込むことになります。
当然のように楽器は響きません。
さらに息のスピードを上げ、息を吐く、というより押し込む。
自然と体に力が入ります。
出来上がったのは、人間でいうところのがなり声、叫び声
やかましい音、隣の人が思わず振り返ってしまうような直線的な固い音
そもそも、こういう吹き方は、息のほとんどが音になっていません。
すごく燃費の悪い車みたいな感じになっています。
そのポイントを探るのもロングトーンの目的の一つです。
見直そう基本練習! |
見直そう基本練習!~スケール~ |
見直そう基本練習!~ロングトーン~ |
見直そう基本練習!~ロングトーン2~ |
音の立ち上がりははっきり。 |
溶ける音に。周りの音と合わせる。 |
体に思いっきり響かせる! |
重厚なサウンドは低音から。 |
オーケストラのサウンドを出す。 |